おはようございます。
イギリスでハード・ブレグジットの旗手、ボリス・ジョンソン氏が首相に就任しました。さっそく、アメリカのトランプ大統領との蜜月な関係をもとに、新たな貿易協定の締結を目指すと報じられています(例えば、”トランプ氏とジョンソン新英首相が電話会談、貿易協定の強化目指す”(AFPBB、2019/7/27))。
一方、日本は参院選が終わり、日米間ではトランプ大統領がTwitterで明言していた通り日米間貿易協議の深化が予定されているところ。さらに、日英間では英国のTPP参加表明や防衛協力も進んでいます。
このように見ていくと、日米英間の関係は米国を軸により緊密になって来ていると言えるでしょう。そこで想起されたのが、かの大サトー、佐藤大輔の世界。未完で終わった(完了した作品がどれだけあるのか、と言うべきでしょうが(笑))”地球連邦の興亡”を始め、様々な形で日米英連合が世界(の少なくとも一方)をリードしていくパターンが多く出てきます(各国、分断されていたり、本国を失っていたりしますが)。学生の頃からその構図に慣れ親しんだ私にとっては「お、やっと来たか」と密かに心踊る情勢。
これを受けて、せっかくなら投資も、と思い、日米英3国のバスケットに対する投資を考えてみました。
まず、3カ国どのような比率で投資するか。GDP比といった考え方を取るファンドもありますが(例:世界経済インデックスファンド )、オーソドックスに時価総額比例で考えます。お世話になっているMyIndexによれば、先月末現在での日米英各国の時価総額(米ドル建)は順に3.6兆、25.5兆、2.5兆。比率で言うと日:米:英=11:80:9となります。やはり、米国が圧倒的。英国はもう少し小さいかと思っていたのですが、意外でした。さすがは資本主義発祥の国ですね。
次に、どのような商品を使って投資するか。特に英国が難しいのですが、CFDとか面倒臭いので、東証上場ETFを用いることにしました。これに合わせて、日米も東証上場ETFを用いることに。
具体的な銘柄選択は、日本はMAXIS TOPIX上場投信(1348)、米国はiシェアーズS&P500米国株ETF(1655)、そして英国はUBS ETF英国株(1392)をピックアップしました。英国はUBSETF 英国大型株100(FTSE100)(1389)もあるのですが、先週金曜日の出来高が2口と、これは幾ら何でも、という壊滅的な出来高でしたので、1392を選びました(ちなみに同日の1392の出来高は102口)。
投資金額は毎月末に5万円を予定しています。5万円をどう割り振るか、スプレッドシート(MacのNumbers)を使ってツールを作成。黄色のセルが入力セル、明るいグリーンの色が計算結果(発注する株数)になっています。毎月のリバランスは買いのみ(買いリバランス)で行う予定で、時価総額比から最も下方乖離した(マイナスの)国を買い増すことにしています。

年一回程度は時価総額比を見直し、それに応じたリバランスを予定。
先に触れた”地球連邦の興亡”では、2045年に大陸諸国を中心とする「国際連合」と「日米英連合」(後に「地球連邦」へと発展)の間に異星人を交えた大戦が起こり、勝利した日米英連合がその後の歴史を作っていくことになりますが、現実はどのようになるか。その推移を楽しみにしつつ、投資を続けて行きたいと思います。